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研修会

2008年度新任教員研修会

2008年7月2日開催

 FD委員会副委員長の山本教授(文学部英文学科)の司会により、プログラムに従って研修会は進められました。
 まず、プログラム@として、石澤学長が、「上智大学における授業を振り返って」と題して講演を行いました。短い時間でしたが、アンコールワット研究の第一人者である学長が、上智大学にはこれまでなかった分野の研究を始めたきっかけやフランス人指導教員との出会い、カンボジアの現地研究者との交流を通じて学んだ経験を披露し、質のよい教育は必ず成果を生むと新任教員を激励しました。

学長講演

 引き続きプログラムAでは、愛媛大学医学部総合医学教育センター長の小林直人教授が、「魅力ある授業−学生を惹きつける講義手法−」と題して講演を行いました。小林教授は、一般的なよい講義として、(1)分かりやすい (2)興味深い(知的好奇心を刺激する) (3)学生が参加した気分になる(満足度につながる)の3点をあげました。また、教壇より前に出て学生に近づき学生に熱意を示すこと、声を大きく出すことにより自然とはっきりゆっくり話すようになること、コミュニケーションカードなどを使って大人数授業でもコミュニケーションをとることは可能であることなど、効果的な講義手法の例を示しました。さらに、授業の構成要素として、(1)スキル(講義手法) (2)タレント(熱意・情熱) (3)コンテンツ(知識・情報)の3点をあげ、中でもこれまでの自身の経験などが投影されるため簡単ではないが、タレントをいかにして高めていくかが重要であると話しました。講演の中で、10項目の○×式質問を実施したり、参加者に意見を求めたりしながら話を進め、あっという間の40分でした。

 プログラムBCでは、新任教員が3つのグループに分かれ、FD委員の栃本教授(総合人間科学部社会福祉学科)、出口教授(法学部国際関係法学科)、木村准教授(外国語学部ドイツ語学科)、安野准教授(国際教養学部国際教養学科)のコーディネートによりディスカッション及び発表を行いました。
 第1部最後のプログラムDは、労働ジャーナリストの金子雅臣氏による、「ハラスメントのないキャンパス」と題する講演でした。これは、今年度第4回FDプログラムとして一般教職員にも公開し、全体で約70人に参加いただきました。金子氏は、民間企業と比べ、大学という教育現場においては、ハラスメントと教育の線引きが難しいと指摘しましたが、大学の責任として、防止委員会などを組織として機能させることが重要であると話しました。(詳細は第4回FDプログラム報告を参照

小林教授講演風景 グループディスカッション

第2部は、教職員食堂に会場を移し、懇親会を行いました。祖理事長の挨拶、矢島学務担当副学長(FD委員会委員長)の乾杯のあと、多数参加いただいた役職教員(学部長・研究科委員長・FD委員)と新任教員が和やかに懇談しました。懇親会の後半では、新任教員の一人ひとりから、自己紹介と簡単なコメントをいただき、半日に及ぶ全てのプログラムを終了しました。

懇親会風景

今回の研修会は、2007年度新任教員研修会の反省を踏まえ、昨年秋から、FD委員会のワーキンググループで企画の検討を行い、学外講師を招き実践的なプログラムとなるよう工夫しました。プログラム終了後のアンケートでは、プログラム内容は概ね好評でしたが、開催時期や参加の義務づけなど様々な意見をいただきました。来年度の実施に向け参考としていきたいと考えています。

2008年度新任教員研修会プログラムへ【PDF 19KB】
●研修会資料をご希望の方は、FD推進担当までご連絡ください。

 
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