情報フルエンシー(HTMLとCSSを用いたWebページ作成技法)
菊池 昭彦(機能創造理工学科 教授)
受賞のコメント
「情報フルエンシー(HTMLとCSSを用いたWebページ作成技法)」がGood Practiceに選ばれましたことを大変光栄に存じております。この講義が受講者の視点から、はたして十分に満足できる内容であるかどうかが常に気になっていました。受講者の反応や理解度を見ながら講義内容を毎年少しずつ改善してきたつもりですが、思いもかけずこのような賞をいただき、とても安心するとともに自信を持つことができました。
この講義では、Webページがどのようにできているのかという基本を理解し、オリジナルのWebページを作成して公開、管理するための一連の技法を身につけることが目標です。文系の初心者でも、一からコードを記述してWebページを完成できるように、エディターの使い方や文字表示の初歩から演習形式で段階的にスキルを身につけるように計画しました。基本的なことですが、リアクションペーパーによる理解度の確認と講義冒頭での復習、翌週までの課題を提示して自習の機会を提供したことは基礎力向上に効果的だったと思います。また、受講者のスキルレベルの差が大きいので、課題が早く終わった学生が時間を無駄にしないように追加課題を設定するなどの工夫も重要だと気付きました。特に、各自が作成したWebページを全員の前で紹介する機会を設けたことは、受講者の意識を高めてより積極的に取り組んでもらうための良い仕組みとして機能したと考えています。
本章の受賞は教育者として大変栄誉あるもので、これを励みとして今後も受講者に満足を与えられるような完成度の高い講義を提供するよう努力してゆきたいと存じます。最後になりましたが、本賞選考委員の皆様をはじめ、これまでの受講者諸君、一生懸命サポートしてくれた歴代ティーチングアシスタント諸氏に深く御礼申し上げます。
学生のコメント
- PCで何かを作る授業がとても面白くて楽しめました。話し方もとても聞きやすく、快適に授業を受けることができました。
- 基本的な知識に加え、最後に自分で実際にWEBサイトを作成し、公開する機会があったことが良いと思いました。
- 先生もTAも協力的でわかりやすかった。資料も充実していた。
- 初心者の私にもわかりやすく、かつ将来にも使える技術を獲得できました。
- 学生の理解度を見ながらわかりやすく解説をしてくださいました。
- 生徒の状況に合わせて授業のペースを合わせていたのがよかった。
- わかりやすかったところが良かったです。
- 有益なこと、これから役に立ちそうなことばかりだったのでとても良かったです。
- 将来的に使える知識、スキルなのでそれを学べたことがよかったです
- HPの初歩的な作成の仕方がわかり、よかった。
- プログラマーになれるかもしれません。
講義概要
WWW(ワールドワイドウェッブ)を介した様々な情報利用技術は既に多くの人々にとって身近な存在であり、今後もさらに生活に溶け込んで行くことはあきらかである。本講義では、WWWにおける情報公開技術の基礎であるホームページの作成と管理技術を身につけることを目的とする。HTMLとCSSを用いたホームページの記述法、JavaScriptによるプログラミング法などについて演習を主とした授業を行う。ホームページを作成した経験を有する学生には他のクラスの受講を勧める。
到達目標
ホームページの基礎であるHTMLとスタイルシートの基本文法と使用法を学ぶ。
ホームページ作成ソフトを用いず、エディターで基本的なホームページのレイアウトをデザインできるスキルを身に着ける。
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