「全学共通科目の学生による授業評価アンケート」 集計結果について
「2007年度全学共通科目の学生による授業評価アンケート」が、この7月にFD委員会によって実施され、このたび集計結果がまとまりました。
この授業評価アンケートは、授業に対する学生の理解度や意見・意識等を把握し、授業方法の改善に役立てることを目的としており、FD委員会において審議を進め、学部長会議の承認を経て、実施の運びとなったものです。
実施概要
2007年度の授業評価アンケートは、春学期及び秋学期のそれぞれに実施します。今回評価対象とした授業科目は、春学期に開講された全学共通科目(外国語科目及び学科科目で全学共通科目として認められる科目(学全科目)を除く)203科目です。
大きな特徴としては、WEBアンケートシステムにより実施したことです。これは、アンケート回答チケット配布期間(7月9日〜13日)に、担当教員がアンケート回答に必要なチケットを授業内で受講者に配布し、受講者はアンケート実施期間(7月9日〜31日)に、チケットに記載されているWEBサイトのURLにアクセスしアンケート回答コードを入力することにより、アンケート回答画面から回答することができ、アンケート実施期間中の24時間いつでも、学内のパソコンに限らず、自宅等のパソコンや携帯電話からも回答できる、というものです。
前回の調査用紙回収方式ではなくWEB方式を採用するにあたっては、様々な議論がなされましたが、経費削減、集計処理の迅速性及び匿名性の向上などの面から、WEB上での実施となりました。
有効回答は、アンケートチケット配布総数15,142枚に対し22.1%にあたる3,353件でした。
質問項目
アンケートは無記名で、選択式及び自由記述式で構成されています。前回の質問項目をほぼ踏襲していますが、質問項目を整理しより回答しやすく設定したこと、情報リテラシー分野及び国際教養学部の科目については、開講元の要請により独自の設問を2問設けたこと、が変更点です。選択式は、大きく、「授業への取り組みについての自己評価」、「授業内容・方法の評価」、「授業の全般的印象」に分けてそれぞれ3〜5問ずつ設定しました。自由記述式には、「授業内容・運営方法についての良かった点、改善すべき点」、「授業評価アンケートについての意見」を自由に記入してもらうこととしました。
集計結果
アンケート結果は、FD委員会事務局で集計を行いました。全体集計の結果は、別表「2007年度全学共通科目の学生による授業評価アンケート集計」のとおり。授業への満足度については、「学部別」、「学年別」及び「主たる言語別」のクロス集計を行っています。この全体集計の他、科目を7つの分野(必修人間学、必修情報リテラシー、必修保健体育、選択必修人間学、選択必修保健体育、選択、国際教養)に分け、分野別集計表を作成しました。
また、個々の授業科目についての評価結果については、自由記述意見を含めた集計表を作成し、9月20日付で担当教員に送付しています。今後の授業改善への活用が期待されます。
なお、2007年度秋学期にも同様のアンケートを実施し、全体としての集計結果をとりまとめて報告書を作成予定です。
FD委員会委員長のコメント
授業評価アンケートに協力いただいた諸君に感謝します。学生諸君からの評価を授業の改善にうまく結びつける仕組みを作り出すことが、FD委員会の課題と考えています。
「全学共通科目の学生による授業評価アンケート」集計結果【PDF
27KB】
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