2007年度第1回FDフォーラム
2007年11月28日開催
「大人数授業の運営を考える −2007年度春学期授業評価アンケート結果から−」
FD委員会では、11月28日に、2007年度第1回FDフォーラムを開催しました。
今回は、本年7月に実施した「全学共通科目の学生による授業評価アンケート」で数多く寄せられた意見(私語の問題、出席管理への要望)をもとに、「大人数授業の運営を考える」というテーマで、参加型のプログラムとして、FDフォーラムを企画しました。
まず、FD委員である山本学事センター長から、この企画の意図の説明の後、(1)大人数授業の定義(規模)、(2)本学における学部別・登録者別科目分布(2007年度開講科目)、(3)授業運営を考える上でのポイント(教授法、出席管理、教室環境、TAの活用、成績評価)などについて、問題提起がありました。
続いて、高山貞美講師(文学部人間学研究室)、川西諭准教授(経済学部経済学科、FD委員)のお二人から、ご自身の担当する科目での授業運営方法について、事例報告をいただきました。遅刻者への対応方法、私語のコントロールの仕方、リアクションペーパーの活用方法などから、授業に臨む姿勢や学生との信頼関係に至るまで、それぞれに大変具体的なお話でした。
|
|
川西先生事例報告 |
高山先生事例報告 |
事例報告の後は、フロアからの参加者を含め全員による意見交換を行いました。これらの意見交換を通して、(1)登録者数と見合わない教室の配当など本学における施設・設備環境の不備、(2)授業や教員には満足しているが授業内容を理解できないという学生の能力・理解力の低下など、さらに取り組まなければいけない課題も浮き彫りとなったように思います。
フォーラムという参加型のプログラムは初めての試みでしたが、身近なテーマを取り上げたためか、参加者の皆さんから積極的に発言いただき、充実した企画となりました。あまり準備時間がなかったにもかかわらず、快く事例報告をお引き受けいただいた高山先生及び川西先生には心から感謝いたします。
なお、本学では、秋学期にも全学共通科目の授業評価アンケートを1月中旬〜2月上旬にかけてWEBアンケートシステムにより実施予定です。
●講演会次第へ [PDF 22KB]
●講演会資料をご希望の方は、FD推進担当までご連絡ください。
|