2008年度第1回プログラム・FDワークショップVol.1
2008年4月23日開催
「パワーポイント活用法 −パワーポイントとMoodleによる授業展開−」
FD委員会では、4月23日に、2008年度FDプログラム(計7回)の第1回として、FDワークショップVol.1「パワーポイント活用法」を開催しました。講師は、総合メディアセンターからの推薦により、理工学部情報理工学科の田村恭久准教授にお願いしました。
また、昨年11月のFDフォーラムで全学共通科目の授業評価アンケートからの意見を資料として取り上げたのに続いて、今回も、2007年度秋学期の全学共通科目の授業評価アンケートで多く寄せられた、「パワーポイント・資料・レジュメ・プリント」をキーワードとした意見を抜粋し、参考資料として準備しました。
ワークショップは、FD委員である藤村学事センター長の司会により、4月からFD委員会委員長に就任した矢島学務担当副学長の挨拶があった後、講師の田村准教授から、レジュメに基づき、(1)パワーポイントの使い方、(2)Moodleの利用方法、(3)授業の構成−教材・課題・議論−などについて、説明がありました。
まず、パワーポイントの使い方では、パワーポイントの特徴、見やすいスライドを作るポイント、授業で利用するメリット、問題点と対策などが順を追ってわかりやすく解説され、続いて、Moodleについて、実際のMoodleの画面を表示しながら、その主な機能、利用するメリットを始め、実際にアクセスする方法や構成要素などの紹介がありました。そして、Moodleを使っての課題の提示の仕方、小テストの出題と採点などにも触れ、授業での活用について話が展開していきました。
田村准教授の説明の後、質疑応答の時間では、様々な質問(Moodleにおける小テスト採点の具体例、教材として図書や著作物を掲載する際の著作権の問題、パワーポイントスライドを作成する際の技術支援についてなど)が相次ぎ、参加者の関心の高さが感じられました。
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司会の藤村学事センター長
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熱心に耳を傾ける参加教員の方々
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今回はワークショップ形式という初めての試みで、コンピュータルームを使って行いました。しかしながら、時間不足で、パワーポイント実践の時間がほとんど取れなかった点が反省としてあげられます。参加者アンケートでも、今後のワークショップで取り上げてほしいテーマとして、パワーポイント第2弾、Moodle第2弾、ビジュアル教材作成法などを希望する声が多く、今後の企画の参考としていきたいと思います。
また、講師をお引き受けいただき、資料を準備いただいた田村准教授と、アカウントの手配など全面的に協力いただいた総合メディアセンターに、心から感謝いたします。
なお、FD委員会では、2008年度第2回プログラム・FDミニ講演会Vol.1として、5月15日に「イエズス会の教育」を開催いたします。多数のご参加をお待ちしています。
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