2009年度第3回プログラム・FDミニ講演会Vol.5
2009年7月1日開催
カトリック教育の精神 〜カトリック大学についての使徒的憲章から〜
FD委員会では、7月1日に、2009年度FDプログラム(全5回)の第3回として、FDミニ講演会Vol.5
「カトリック教育の精神〜カトリック大学についての使徒的憲章から〜」を開催しました。このプログラムは、2009年度新任教員研修会のプログラムのひとつを全教職員に公開するもので、新任教員22人を含む約60人の教職員の参加をいただきました。
講師は、カトリック指導担当理事のHollerich外国語学部教授にお願いしました。Hollerich理事は、外国語学部ドイツ語学科で教壇に立つ傍ら、カトリック指導部長(2004年4月〜2005年3月)、カトリックセンター長(2005年4月〜2007年3月)を歴任したのち、2008年4月から学生総務担当副学長及びカトリック指導担当理事を務めています。
Hollerich理事は、1990年8月15日に教皇ヨハネ・パウロ二世によって示された「カトリック大学の使徒的憲章」をところどころ引用しながら、「一人一人の人間を大切にする」、「共同体の一員として共に考える」、「他者を認めていく(信仰を伝えることは大切だがカトリックを強要するのではない)」など、カトリックの精神を大学の教職員としてどう活かしていくかについて、参加者に熱心に語りかけました。
今回は本学の教育の理念に係わるテーマであり、新任教員だけでなく、広く教職員に聞いていただきたいという意図で、FD年間プログラムの一つとして実施しました。Hollerich理事の心のこもった熱心な語りかけに対して、参加者から「共感できるよい話だった。」との意見を多数いただきました。折にふれ、こういった教育の理念や建学の精神を取り上げ、教職員が共に考える機会を設けることは重要だと改めて感じました。
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Hollerich理事 |
なお、FD委員会では、秋学期にもFDプログラムを2回予定しております。多数のご参加をお待ちしています。
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