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活動学生による授業アンケート

Good Practice 2015年度春学期

アフリカ研究入門

眞城 百華(総合グローバル学科 准教授)

受賞のコメント

Good Practice賞に選出いただきありがとうございます。「アフリカ研究入門」は、文字通り広大なアフリカを知るための入門科目です。物理的にも心理的にも「遠い」アフリカをいかに身近な存在にするか、という課題を受講する学生と共有することで初めて授業が活性化されます。学期を通じてアフリカに対する学生たちの強い関心と興味が、本講義を盛り立ててくれました。今回の受賞は、学びたい、知りたいという学生の強い意欲が反映された結果だと感じています。本講義で課したアフリカに関するレポートでは、政治、開発、アフリカ文学、ファッション、HIV/AIDSなど多様なテーマが取り上げられ、全学共通科目の面白さを教員も認識することができました。本学では、総合グローバル学部をはじめとしてアフリカに関する多様な授業が開講されています。これからも各自の関心に基づいてさらに学びを深めてください。今後も更に授業内容の拡充に尽力したいと思います。

学生のコメント

  • アフリカに関しては高校世界史などを勉強していても、圧倒的に勉強の機会が少ない分野であり、それゆえ断片的な知識しかない学生が多いと思うが、教員はそのことを理解し、入門のコースにふさわしい授業内容を用意した。学期を通して基本的な知識を深めるとともにアフリカについて考えるよい機会となった。
  • 内容が多岐にわたり、限られた時間の中で幅広く学ぶことができた。もっとアフリカについて深く勉強してみたいと思うような講義であった。映像資料をたびたび利用していたため、視覚的にも理解の助けとなり、イメージがつかみやすかった。
  • アフリカに関して知識のない人間にもわかりやすいように、また興味を持ちやすいように授業展開をしていたから。
  • 相手を引きつける喋り方で、毎回講義が面白かった
  • 授業では先生の説明だけではなく、ビデオとか、プリントとかも利用した。特に心に残されたのは先生がアフリカ飲食文化と服装文化を教えた時にアフリカ人が日常生活で食べた小麦粉みたいのものとドレスを持ってきた。実際に触ってみてとても面白いと思う。

講義概要

本講義では、サハラ以南アフリカを対象とし、アフリカ研究の基礎となる以下の4テーマを取り上げる。1)地理、文化、生活、2)アフリカ史概観、3)現代アフリカ研究の基礎、4)日本とアフリカの関係。4テーマを学ぶことを通じて、アフリカの多様性を理解することを目指す。1)地理・文化・生活では、アフリカにおける文化の実践、生活の実態を取り上げる。2)アフリカ史概観では、植民地前のアフリカ史を概観したうえで、植民地支配以後の変容、1960年代以後のアフリカ独立国家の歩みを取り上げる。3)現代アフリカ研究の基礎では、政治、経済を中心に変動する現代アフリカの諸相を学ぶ。またアフリカと国際社会の関係を取り上げる。最後に4)日本とアフリカの関係を取り上げ、遠い大陸といわれるアフリカと日本の関係を歴史、経済、政治、援助を通じて再考する。

到達目標

アフリカ研究の基礎となる以下の4テーマについて理解し、アフリカの多様性を学び、またアフリカ研究に対する関心を高めることを狙いとする。1)地理、文化、生活、2)アフリカ史概観、3)現代アフリカ研究の基礎、4)日本とアフリカの関係。

上記テーマの学習を通じてアフリカに関する諸講義を受けるための基礎知識を学ぶことを主眼とする。

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