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活動学生による授業アンケート
Good Practice 2016年度春学期
グローバリゼーション特殊講義1(留学準備)
水谷 裕佳(グローバル教育センター 准教授)
受賞のコメント
2016年度春学期に初めて開講された「グローバリゼーション特殊講義1(留学準備)」がGood Practiceに選ばれ、大変光栄です。学生のコメントにもあるように、この授業は学生の積極的な参加がなければ成り立ちませんでした。授業を通じて、熱意ある受講生と共に留学の意味や意義について考えられたことを、何よりうれしく思っています。若者が内向き志向だと指摘されることの多い時代にありながら、上智大学から留学に出発する学生の数は年々増加しています。その中には、留学前に十分な準備をすることで留学体験がより充実することを知りながら、一体何をしてよいのか分からない学生も多いことでしょう。学生にとって留学が短期的なイベントに留まることなく、出発前から帰国後、さらには上智大学を卒業した後の学びとつながった体験となることを願って、今後も授業の内容について検討を重ねていく所存です
学生のコメント
- 学生同士のディスカッションを重視し、学生主体の授業が行われていた点が良かった。
- 留学に関する知識を自分で集めるのは難しいと感じていたので、有益な資料を紹介してもらったり、みんなでディスカッションして知識を深めることができて、とても助かった。
- 毎週課題として出される本を読むことによって、留学中に必要になり得る知識を豊富に習得することができた。さらに授業内で多くディスカッションをする機会があり、同じく留学をする生徒と交流することができたのも非常によかった。
講義概要
この講義は、2016年度春学期終了後に、半年から1年の留学(交換留学、私費留学を問わない)に出発することが決まっている学生を主な対象とした講義である。(ただし、短期留学や語学留学等、他の形態で留学を予定している学生も排除しない。)
講義では、留学先で起こり得る問題に対処する力を身に着けることを目指す。具体的には、留学先における大学や大学生のあり方の違い、カルチャーショックへの対応、差別を受けたと感じた時の対応、安全管理といった事項を取り上げる。留学中に帰国後の就職活動を考えるにあたって重要な事項も取り上げる。それらの知識を踏まえた上で、留学期間をどのように過ごしたいか具体的に考えられるようになることがこの講義の目的である。
受講にあたっては、指定された文献をあらかじめ講読してくることが必要である。また、ディスカッションに多くの時間を割くため、授業に積極的に参加する姿勢が必要である。文献の理解度は、毎週の小テストまたはリアクションペーパーおよび期末レポートで確認する。
到達目標
- ① 留学先で起こり得る問題に対処する力を習得する。
- ② 留学中に帰国後の就職活動を考えるにあたって重要な知識を習得する。
- ③ 留学期間の過ごし方について具体的に考えられるようになる。