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活動学生による授業アンケート
Good Practice 2016年度春学期
情報リテラシー(一般)
山中 高夫(理工学部情報理工学科 准教授)
受賞のコメント
この度はGood Practiceに選出いただき,大変光栄に存じます。「情報リテラシー(一般)」はコンピュータの使用方法を基礎から学ぶ低学年向けの科目です。情報リテラシーの科目群は,最も基礎的な事項を学ぶ「一般」と,項目ごとに少し高度な内容を学ぶ「情報検索」や「統計処理」などに分かれており,さらに応用を学ぶ情報フルエンシーという科目もあります。このようにレベル別の科目群が用意されているのですが,「一般」の中でも受講者によって元々の熟練度が大きく異なります。全ての学生のレベルに合う講義を行うことは難しく,現状では初級者レベルに合わせて講義を行っています。コンピュータの操作に慣れている人にとっては簡単すぎて役に立たないと思われていないか不安だったのですが,このように学生のアンケートで評価され,少し安心することができました。
この講義は,大学で出された課題を行うときや,社会で働いたときに役に立つようなコンピュータの実践的スキルを身につけることを目標としています。出来る限り実践的な知識を説明したり,具体的な演習課題を出したり,一般的なプレゼンテーション資料の作成方法などを交えながら丁寧に説明しています。具体的な課題を行いながら,分からないところは教員とTeaching Assistant (TA)が個別に対応しています。本年度は,本学大学院理工学研究科情報学領域修士課程1年生の佐藤美奈子さんにTAを担当していただきました。学生からの質問に対して佐藤さんが非常に丁寧に対応してくれたのが,学生からの高い評価につながったと思います。学生のアンケートに「少し授業の進度が速かった」というコメントがあったので,さらに丁寧に解説するなどの改善を図っていきたいと思います。最後になりましたが,本賞選考委員の皆様をはじめ,講義を支えてくれた歴代のTAの皆様,受講生の皆様,また情報リテラシー/フルエンシー科目群の企画運営にあたっている情報科学教育研究センターの関係者の皆様に深く感謝いたします。
学生のコメント
- 社会人として働くうえで必須となる最低限のPCスキルを会得できたから。今後自主的に学習するうえでのヒントも教えてくれた。
- コンピューター技能とはこれからの社会や生活の中で大変重要なものであるし、持っていていればとても使える技能なので、今回この授業を通して学ぶことができて良かったです。
- 大学のレポート作成やプレゼンおよび将来的にエクセルやワード、パワーポイントを使う機会はあるので、一通り基礎を学ぶことができてよかった。しかし少し授業の進度が速かったように思います。
講義概要
情報リテラシー技術(PCやネットワークの利用技術)を演習のなかでを学ぶ。文書作成・表計算・プレゼンテーションなどの基本アプリケーションの操作、Web情報や文献情報の検索と取得、セキュリティ・情報倫理・著作権などIT利用と社会との関わり、Webコンテンツによる情報発信などの分野を学ぶ。この科目を履修することで、専門科目や卒業研究で学ぶ際に、PCやネットワークを活用できる技術や知識が得られる。また卒業後、仕事の中でPCを有効に使えるための基本的な情報処理の技術や知見を身に付けられる。
到達目標
日常や仕事の中で有効に使える基本的な情報リテラシー技術や知見を身に付ける。