表彰36科目の中から、代表して以下の科目の担当教員から寄稿をいただきました。
教職学芸員課程センター科目で受賞をいたしました、栗原と申します。ご紹介いただいたように本科目で3度目、他科目も併せて4度目の受賞となりました。感謝いたします。
私が担当しております教職概論は、教職課程科目の入門にあたるものです。私の科目の受講生の中には、ブラックな教員の現状を知りたいという奇特な学生も若干はいるのですが、ほとんどは免許状が欲しいということで履修をしております。例えば今年ですと 150人ぐらいが教育実習に参ります。ただ上智大学でございますので、最終的に教職に就こうと進んでいくのが2割ぐらいをいつも考えているような状況です。つまり、概論の授業の中にも色々な考え方の学生がいるということです。私は、私の概論を取ってくれるからには、教員にならなくても、教員と学校の理解者になって欲しいと言いながら、授業を進めております。
私は特に変わったことしているわけではありませんが、おそらく学生が評価してくれるポイントは 2つあります。1つは先生方と同じく、ディスカッションを重視するということです。上智の教職課程の魅力は、文学・語学・教育学を中心とする文系の学生が圧倒的な中、そこに理系の学生も混じる、それから看護の養護教諭を目指す学生が数人入る。さらに神学部の学生がいる。こういった学びができる教職課程は、他大学ではなかなかありません。そのメリットを活かして、グループは学科と学年を混在した形で作り、2回ディスカッションを行ったら変更します。常に新しいメンバーということで、そのディスカッションは毎回15分ほどではありますが、学生にとっては非常に好評です。
2つ目は、これは私が相当頑張るのですが、リアクションペーパーです。前回のものを全て読み、授業の補完になるものを毎回 10数人ですが選び、私がストーリーを作って、それを次の授業の冒頭、20分から長い時は30分ぐらいかけて紹介します。一つ一つにコメントをつけて、話をする。これも学生にとっては魅力のようです。この紹介によって、前の授業が完結するという形をとっております。そのおかげで、リアクションペーパーの振り返りが授業の冒頭なので私は遅刻しませんという学生がいるなど、効果もあるというところです。
今年も春学期でこの概論を担当しております。今回はリアクションペーパーでなるべく多くの学生の声を掴もうと考え、98人の履修者のうち、すでに 86人のコメントを使って展開をしております。それから卒業生の登場です。上智大学を出て 10数年経った、中高の現場で活躍する先輩をゲストティーチャーとして招いており、今日の授業ではそれも3回目になります。私自身も学びながら、これらの試みを続けていきたいと考えております。
最後に先生方に、私が学生の評価の中で一番嬉しいコメントは「栗原さんの授業は、上智への愛に満ちている」であるということをお伝えして、私の挨拶に変えさせていただきます。
以上
Good Practice一覧へ戻る
活動Committee Portfolio
教職学芸員課程センター科目で受賞をいたしました、栗原と申します。ご紹介いただいたように本科目で3度目、他科目も併せて4度目の受賞となりました。感謝いたします。
私が担当しております教職概論は、教職課程科目の入門にあたるものです。私の科目の受講生の中には、ブラックな教員の現状を知りたいという奇特な学生も若干はいるのですが、ほとんどは免許状が欲しいということで履修をしております。例えば今年ですと 150人ぐらいが教育実習に参ります。ただ上智大学でございますので、最終的に教職に就こうと進んでいくのが2割ぐらいをいつも考えているような状況です。つまり、概論の授業の中にも色々な考え方の学生がいるということです。私は、私の概論を取ってくれるからには、教員にならなくても、教員と学校の理解者になって欲しいと言いながら、授業を進めております。
私は特に変わったことしているわけではありませんが、おそらく学生が評価してくれるポイントは 2つあります。1つは先生方と同じく、ディスカッションを重視するということです。上智の教職課程の魅力は、文学・語学・教育学を中心とする文系の学生が圧倒的な中、そこに理系の学生も混じる、それから看護の養護教諭を目指す学生が数人入る。さらに神学部の学生がいる。こういった学びができる教職課程は、他大学ではなかなかありません。そのメリットを活かして、グループは学科と学年を混在した形で作り、2回ディスカッションを行ったら変更します。常に新しいメンバーということで、そのディスカッションは毎回15分ほどではありますが、学生にとっては非常に好評です。
2つ目は、これは私が相当頑張るのですが、リアクションペーパーです。前回のものを全て読み、授業の補完になるものを毎回 10数人ですが選び、私がストーリーを作って、それを次の授業の冒頭、20分から長い時は30分ぐらいかけて紹介します。一つ一つにコメントをつけて、話をする。これも学生にとっては魅力のようです。この紹介によって、前の授業が完結するという形をとっております。そのおかげで、リアクションペーパーの振り返りが授業の冒頭なので私は遅刻しませんという学生がいるなど、効果もあるというところです。
今年も春学期でこの概論を担当しております。今回はリアクションペーパーでなるべく多くの学生の声を掴もうと考え、98人の履修者のうち、すでに 86人のコメントを使って展開をしております。それから卒業生の登場です。上智大学を出て 10数年経った、中高の現場で活躍する先輩をゲストティーチャーとして招いており、今日の授業ではそれも3回目になります。私自身も学びながら、これらの試みを続けていきたいと考えております。
最後に先生方に、私が学生の評価の中で一番嬉しいコメントは「栗原さんの授業は、上智への愛に満ちている」であるということをお伝えして、私の挨拶に変えさせていただきます。