ニュース FD委員会の活動 2022年度
2022年度秋学期EMI-Share 活動報告-「Teaching in English Teatime Gathering」-
2022年度秋学期は、上智大学FD委員会(EMI Working Group)主催で、英語で授業を実施する教員間のネットワークを構築すること及び、実際の授業実施における問題点や工夫の共有を目的としたワークショップが2回実施された。
【第1回】
日 時:2022年11月10日(木) 15:40-16:50
場 所:アクティブコモンズ(9号館地下1階)
進 行:Graham Mackenzie(言語教育研究センター)
主 催:上智大学FD委員会(EMI Working Group)
参 加 者:7名(進行除く)
内 容:
自己紹介をしてからそれぞれに自分の授業について感じていることを話し合った。
話し合われたトピックは下記の通り。
・学生に積極的に授業に参加してもらうにはどうしたらいいかという話題の提供があり、さまざまなアイディアが共有された。
・授業の中で学生の発言を促す方法について議論する中で、他者に対して質問をすることの重要性を学生に伝えているという事例報告が共有された。
・学術雑誌の論文を学生に読ませるという課題について事例紹介があり、論文の中から興味のある一文を見つけるという比較的簡単なタスクから始めることで、難しい課題への一歩を踏み出すのを容易にしていく、という手法が共有された。また、その事例において論文のテーマは「アイデンティティの多様性」であり、多様な学生との意見交換を通じて、アイデンティティの多様性を理解することができるという効果もあることが明らかになった。
・英語での授業の進め方自体、難しいという意見があった。
以上
【第2回】
日 時:2022年12月8日(木) 15:40-16:50
場 所:SSIC(11号館1階)
進 行:川西 諭(経済学部)
主 催:上智大学FD委員会(EMI Working Group)
参 加 者:7名(進行除く)
内 容:
自己紹介をしてから、それぞれに自分の授業について感じていることを話し合った。
話し合われたトピックは下記の通り。
・グループディスカッションにおいて、学生の参加度に個人差があることについて問題提起がされ、それに対して参加している学生それぞれに話を聞くというアイディアや、グループの座る位置や学生間の位置関係を見直す等のアイデアが出された。
・海外大学の職員としても働いている教員から、自身が務める大学の状況について意見共有がされ、感染症拡大における世界的な教育への影響について意見交換を行った。
・自身の授業の取り組みとして、学生が様々な人たちの聞き取りに行く授業の紹介があり、教員が提案するのではなく、学生に聞き取り対象を主体的に決めさせる、等興味深い授業運営の仕方が共有された。
以上