ニュース FD委員会の活動 2022年度
【2022.09.20実施 Start-up Sophia】能動的な学びの場づくり:大人数アクティブ・ラーニング型授業を実現していく方法
タイトル:能動的な学びの場づくり:大人数アクティブ・ラーニング型授業を実現していく方法
日 時:2022 年9 月20 日(火)15:00~16:30
場 所:Zoom による開催
講 師:岡田 徹太郎 氏(香川大学経済学部 教授)
共 催:経済学部・基盤教育センター
参 加 者:67 名(教員:60 名、職員:7 名)
内 容:
当講演会の目的は、「能動的な学びの場作り」の実践的手法を紹介し、大人数科目ではアクティブ・ラーニング授業を運営できないのではないか、アクティブ・ラーニング授業では教育効果が得られないのではないかという教員の疑問に対して、参考事例を提供することにあった。
まず、講師からアクティブ・ラーニングの定義・必要性について説明があり、学生の理解度や到達度を確認することの重要性、理解と納得は異なる指標であること、授業内で学生を退屈させないためにもこまめに学生の理解度を確認することが重要であることが伝えられた。
その後、講師おすすめの参考文献や自身のアクティブ・ラーニングに係る研究成果、実際の授業のスライドと進め方が紹介された。特に実際の授業の進め方については、時間配分の管理の重要性とグループワークを支えるマインド(グループワークで行われる対話の中では自身の意見が変わることが正しいなど)の重要性が紹介された。
当講演会自体が、参加者に個人ワークを課し、講師が回答内容を紹介することにより、講師と参加者の間で相互コミュニケーションが生まれるアクティブ・ラーニング型で実施された。個人ワークは、本日のFD 講演会への期待度を問うものから「アクティブ・ラーニング型授業は、教員と学生の「生産的なやり取り」や、学生同士の「相互作用」を生むと考えられるか。」「能動的な「学びの場作り」にとって最も重要なことは何か。」まで多岐にわたり、多数の参加者が自身の意見を構築・発信しながら、能動的に参加することができた。
講師の「学びは楽しくなくてはならない」というポリシーをもととして、最後に「本日の講演会は楽しかったか。」とい個人ワークが課されたが、82.9%の参加者が「楽しかった」、17.1%の参加者が「どちらとも言えない」と回答し、満足度の高い講演会となった。
当講演会の動画・資料については動画アーカイブに掲載されています。
動画を視聴いただき、視聴後アンケート(https://forms.office.com/r/0bXWngHABU)にご回答いただくことで、FD活動への参加として取り扱います。
※動画アーカイブのページは、学内IPアドレスをお持ちの方のみアクセス可能です。