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ニュース FD委員会の活動 2024年度

全学FDセミナー 「研究者のための伝わるデザイン-研究発表や授業資料などのデザインの基本-」 実施報告

タイトル:研究者のための伝わるデザイン-研究発表や授業資料などのデザインの基本-
日時:2024年 9月 6日(金)13:00~15:00
場所:6-301教室
講師:オフィス伝わる 片山 なつ 准教授(東京大学 大学院理学系研究科)
参加者:48名(教員:11名、職員:19名、学生:18名)
内容:
当講演会の目的は、デザインの基本を学ぶことで、授業・研究においてポイントを押さえた資料の見せ方や、分かりやすくなる方法を学ぶことであった。
最初に、資料作成に役立つデザインの法則として、「意味的構造を物理的構造(見た目)と対応させること」「読みやすさを重視すること」「ノイズを減らす&受け手の多様性に配慮する」という3点が紹介され、共通して「読み手の負担を減らす」、すなわち思いやりが一番重要である、と説明された。
講演は4つのパートに分けて実施された。
1つ目は「読みやすい書体とフォント」として、明朝体やゴシック体など各種フォントの特徴と使い分けが説明され、適切な書体やフォントの選び方と組み合わせ方について説明がなされた。視覚過敏の人々に配慮したフォント選びの方法についても解説がなされた他、長文の場合・プレゼンテーションの場合など、使用する場面別の推奨フォントが紹介された。
2つめは「文章や箇条書きを読みやすく」として、文章の構成についての説明がなされた。行間や段落間隔の適切な設定・箇条書きの使い方・センタリングは基本的に使用しないなど、余計な要素を減らして、ロジックに合わせたレイアウトとすることが具体例を交えて紹介された。
3つ目は「図表・図形をみやすく」として、オブジェクトやグラフ、表を作るコツとして、ノイズを減らして必要最低限の装飾に留めることが大切である、との説明がなされた。
4つ目に「見やすいレイアウトと配色」として、余白を適切に取ること・要素を揃えること・グループ化すること・強弱をつけることなどのレイアウトのルールが紹介された他、視覚多様性に配慮した色覚バリアフリーについても説明がなされた。
また、パート毎に質疑応答の時間が設けられ、講師と参加者の間で活発な議論が交わされた。

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