ニュース FD委員会の活動 2023年度
【2023.04.07実施】授業アンケート集計・分析結果報告会 (2022年度秋学期大学授業アンケート・2021年度・2022年度大学院授業アンケート)
タイトル:授業アンケート集計・分析結果報告
日 時:2023 年4 月7 日(金)13:00~14:00
場 所:Zoom による開催
講 師:IR 推進室
参 加 者:38 名(教員:29 名、職員:9 名)
内 容:
当講演会の目的は、2022 年度秋学期大学授業アンケート並びに2021 年度・2022 年度大学院授業アンケートの回答データの集計・分析結果について報告を行い、参加者の本学の授業への理解を深めること、新学期の授業実施に向けて役立つ情報を共有することにあった。
大学院授業アンケートは1 年間に3 研究科ごとに実施しているもので、2 年間の全体の回答率は35.3%となること、また、大学授業アンケートについては、対象科目は2,154 科目となり、のべ38,911 人の在学生(約70%に相当する)が回答していることが報告された。
報告からわかる本学の授業の特徴は以下の通り。(一部抜粋)
<大学院>
・「授業評価」「自己評価」が全体的に高評価である。
・授業内容とカリキュラムポリシーの関連度については、研究科によって評価が異なる。
・「研究時間」「授業外学修時間」は研究科によって数値が異なる傾向にある。
<大学>
・推奨度の高さは、選択科目>必修科目であり、対面授業・オンライン授業>オンデマンド授業となっている。
・「知的に刺激され深く勉強したくなった」「教員の説明がわかりやすかった」では、推奨者の人数が特に多い。
・「教員の意欲」が全体的に高評価である。
・「フィードバックの機会」「アクティブ・ラーニングの機会」は大人数科目でも高評価な場合がある。
・5 つのクラスターに分類し、特徴の分析を行った結果、単にグループ学習等を取り入れただけでは評価が高くなるわけではないことがわかった。
また、報告後、質疑応答の時間が設けられ、履修度によって推奨度が変動することの懸念や、学生の主体的な学びを促す方法について活発な意見交換が行われた。また、卒業後の学生への調査についても提言され、今後強化していく必要があると意見があった。
実施後のアンケートでは、アクティブ・ラーニングを授業に取り入れる方法や、配慮が必要な学生への対応について関心が高いことが見受けられた。時代の変化に合わせて授業の運営も変化していく必要があり、その対応について引き続き教員同士の交流、大学内の検討を通して推進していきたい。
当講演会の動画・資料については動画アーカイブに掲載されています。
動画を視聴いただき、視聴後アンケート(https://forms.office.com/r/0bXWngHABU)にご回答いただくことで、FD活動への参加として取り扱います。
※動画アーカイブのページは、学内IPアドレスをお持ちの方のみアクセス可能です。