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ニュース FD委員会の活動 2024年度

FD講演会「COILなんて関係ない…と思っていませんか?」 実施報告

タイトル:COILなんて関係ない…と思っていませんか?

日時:2024年 5月 30日(木)12:40~13:20

場所:Zoomによる開催

講演者:李 ウォンギョン 准教授(グローバル教育センター)

共催:グローバル教育センター

参加者:16名(教員:10名、職員:6名)

内容:

当講演会の目的は、2018年度に「大学の世界展開力強化事業」で採択されて以降、本学でも取り組みを促進している、COIL(Collaborative Online International Learning)について、実は様々な分野で気軽に取り入れられる教育手法であることを知ってもらうため、COILの概要・導入方法と、実際の授業でのCOIL活用例について説明を行うことであった。

まず初めに、グローバル教育センターが作成した「COIL導入ガイド」の動画が流され、COILのメリットやCOIL導入フローが説明された。

続いて、李先生よりご自身が担当している2つの科目での導入事例が紹介された。

1つは「留学準備講座」という科目で留学前後の教育として活用している例であった。この授業ではリアルタイムでのディスカッションに加え、「Padlet」という掲示板を用いて交流を行っており、受講者が自己紹介を写真や動画を用いて行う様子が示され、受講者は外国語で話すことの難しさなどを理解しながら、異文化コミュニケーションを経験出来たようであった、との説明があった。

もう1つは「現代韓国社会の理解」という科目での活用例が示された。この科目はアメリカのボストンカレッジで韓国の授業を受講している学生と交流を行い、歴史的な問題をテーマとして扱い、どのように認識しているか、どのような観点の違いが存在するかなどを、日本・韓国・国際社会それぞれの立場から歴史教育の現状について感じるきっかけとなったようであった、との説明があった。

COILを受講した学生の多くは、積極的に話す海外の学生の様子を見て、自身の姿勢を見直す、またはもっと深く考える・勉強するというモチベーションにつながったようであったが、中には英語を不得意に感じていたが、COIL参加を通じて英語を話すことへの抵抗感が減った学生もいたとの報告もあった。

最後に「語学能力の差が存在する」「異文化コミュニケーションの経験がない学生が多い」などCOIL実施に際して生じる悩みへの対応方法などが紹介されて、講演会は終了した。

講演会実施後のアンケートでは、参加者から他のCOILの事例紹介や活用例を知りたい、との声が寄せられ、継続してCOILに関連する講演会を企画することの必要性を感じた。

 

以上

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