ニュース 各部門の活動 2022年度
2022年度春学期の授業運営にまつわる知識や情報の共有
- 主 催:
- グローバル教育センター
- 日 時:
- 2022年5月9日
- 実施方法:
- オンライン
- 参加者数:
- 9名
概要
2022年度春学期の授業運営について、下記の点について意見交換を行った。
(1)COILとハイブリッド授業を組み合わせる際の工夫
- 完全オンラインの形であれば、Zoomでグループ分けをしてディスカッションができたが、現在は学生の受講形態が混ざっているのでアレンジがしづらい。特にCOILの場合、パートナー大学は完全に対面に戻っていることも多く、さらにアレンジがしづらい。
- Wifiが切れるといった不測の事態が起こった際にどう対応すればよいのか、学生に予め知らせておく必要がある。例えば同じZoomに戻ってくる、画面をオフにしてチャットで参加する、スマホからログインする、Zoomのグループ番号を控えておくなど、教員から見れば極めて基本的な項目についても、Moodleに掲載しておくと学生の安心感につながる。
- Zoomが落ちた際など、不測の事態への対応については、COILのパートナー大学の教員と事前に打ち合わせをしておく必要がある。(見解が異なる場合もあるため。)
- Zoomが落ちた際に学生がテキストベースでのディスカッションを続けられるように、Moodleに別途掲示板を設置しておくといった工夫も考えられる。
(2)機器に関する問題
- 1限であってもWifiが不安定な場合がある。(昨年よりもWifiの環境が厳しい。)少なくとも教員のPCはLANケーブルでつなぐ必要がある。情報システム室に申請すると学内のどこでもLANケーブルを利用できるように設定しておくことができる。
- 同じ教室内で複数のZoomをつなぐと、ハウリングが生じて音声が聞こえづらいこともある。学生にヘッドフォンをしてもらうとハウリングしづらい場合もある。
- ハイフレックス支援窓口(現在1号館?)で、集音マイクを借りることができる。
- 機器は教室に備え付けられたものを利用できても、配線の関係で使えないことがある。教員が延長コードやケーブル類を準備しておくと役立つ場合がある。
- 教室備え付けのマイクは、感染対策のために消毒液で拭いてから次の学生に回すといった配慮が必要である。
- 感染対策のために、むしろ対面の方がディスカッションをさせづらいこともある。学生の人数や参加方法の状況次第では、全員がZoomを使った方がスムーズに進むこともある。
- 学生が友人に依頼してスマホの機能(LINEなど)を併用して参加するケースも見られる。
- Wifi以外の問題としては、学生が電子機器の電源を利用できないことが挙げられる。午前中の授業であればよいが、午後になると持ち込みPCやスマホのバッテリーがなくなることで、授業に参加できない学生が出る。教室から参加している場合には、他の学生のPC画面を見せてもらえるように頼むように指示しておくこともできる。
- iPadなどのタブレット機器は、授業中に教員が持ち運びすることもできるため、PCと併用すると授業運営がスムーズになることが多い。
- 可能かどうか分からないが、以下のような機器が貸し出し用セットとして準備できれば、授業運営に役立つのではないか
貸し出しセットの例:大学のネットワークとは別のポータブルWifiルータ(教員のZoomが落ちた際に利用)、モバイルバッテリー数個(学生のバッテリーが切れた際に利用)、ヘッドセット(学生が忘れた際に利用)、延長ケーブル類
(3)その他(学生対応や外部講師への対応等)
- オンラインで参加する学生の受講態度(画面オフ、議論に参加しない、など)について、対面参加の学生から不満が出るケースもある。実際に授業評価には利用しないとしても、他の学生の参加度をピアレビュー的に評価するワークシートを準備しておき、積極的な参加を促す工夫もできる。また、他のグループに移動したい学生が教員に個別連絡できるシステムを作っておくこともできる。
- 外部講師を招聘する場合に、画面オフが失礼になってしまうケースもある。Wifiが不安定な場合には画面オンを強いることもできず、なお難しい。数名がボランティアとしてカメラをオンにしてくれれば、少なくとも外部講師の画面には学生の顔が写り、講演が進めやすい。
- 録画の際には学生の顔や氏名、学生番号などが画面に映り込まないように気を付ける必要がある。Zoomの録画機能(Zoom参加の学生が映り込むことがある)と通常のビデオ録画を併用することも検討する。