ニュース 各部門の活動 2022年度
2022年度FDミーティング「2022年度春学期授業アンケートについて」
- 主 催:
- 法学部
- 日 時:
- 2023年3月10日(金)11:30~12:20
- 実施方法:
- オンライン
- 参加者数:
- 32名
概要
2022年度春学期の授業アンケートの結果について、以下の通り分析・意見交換・実例の紹介がなされた。
1. 授業アンケート結果の概要と法学部の授業形態の特徴:
授業アンケート結果の概要が紹介され、学生自身の学習時間を問う設問以外の授業内容に関する設問について、概ね高い評価を得たが、アクティブ・ラーニングに関する項目の評価は低い結果となった。法学部では、演習系科目でアクティブ・ラーニングを、非演習系科目では講義形式で情報をインプットすることを重視している。しかし、講義形式でも何らかのアクティブ・ラーニング的要素を取り入れていくことが望ましいのではないかと指摘があった。
2. 具体的な授業方法の改善策:
授業アンケート結果から、以下のような具体的な改善策が披露された。
① 受講者100 名程度の授業であるが、定期試験のほか、3回のミニテストを実施し、さらに課題を課し、また5~7分程度のプチ・ディスカッションの機会を設けた。ただし、現実問題として、受講者100 名程度の授業であっても、ミニテストの回収や採点評価づけには手間がかかり、RA等の補助がなければ、継続的な実施はかなり難しいように思われる。
② 講義形式の授業であっても、受講生が少ない授業から、アクティブ・ラーニングを試験的に取り入れて、そこでの経験を梃にして、アクティブ・ラーニングの試みを拡大していくことを考えている。
3. 定期試験等の結果を受けての具体的な授業方法の改善策
授業アンケート結果とともに、定期試験等の結果も、授業内容、授業運営等を検討するにあたって貴重な示唆を与えてくるものと考えられるが、定期試験等の結果を受けての具体的な授業方法の改善策として、以下のような実例が披露された。
① 前年度の試験の出来・不出来の結果により、次年度の授業において、説明を詳細にしたり、レジュメの記載内容を変えたりするなどの工夫改善に努めている。
② 授業改善ということではないが、定期試験終了後に、試験問題解説の動画をZOOM にアップしている。
なお、大学のとしての取組みとして、定期試験終了後に、授業の一環(授業の最終回)として試験問題解説の動画をアップすることを検討している大学もあるようである。