ニュース 各部門の活動 2023年度
「心理的安全性」とは何か:より研究しやすい環境を考える
- 主 催:
- 理工学部
- 講 師:
- 出口 真紀子 教授(外国語学部英語学科)
- 日 時:
- 2023年9月15日(金)15:30~16:10
- 実施方法:
- オンライン
- 参加者数:
- 70名
概要
「心理的安全性」は職場等において「対人関係におけるリスクをとっても安心・安全だ、という組織内のメンバーに共有される信念」とのことである。職場等で何か発言や行動する場合に、他の人から非難されるのではないか、周りの空気を壊すのではないかという心理的な圧迫を受けないような環境作りが重要である。もし、「心理的安全性」が保たれていない組織である場合、自由に発言したり、行動したりすることを躊躇してしまうため、それが原因で大きな失敗や事故に繋がってしまう可能性が大きくなる。逆に、「心理的安全性」が保たれている組織・グループでは自由な発言や行動により問題が事前に共有・改善され、収益性・生産性の向上に寄与する。また、職場では離職率の低減にも効果がある。
では、どのようにして「心理的安全性」を高めていくのか。それにはまず、組織の構成員全員、特にリーダーが「心理的安全性」及びその価値を知ることが必要である。その上で次のような環境作りが重要となる。「何を言っても大丈夫」と言う話易さ、困った時に助け合える、どの様なことでも挑戦しようとする、奇抜な人材やアイデアでも受け入れられる。他にも、リーダーの役割が重要でリーダーが率先して自己開示を行う、メンバーとのコミュニケーションを積極的に行う、等が必要とされている。