ニュース 各部門の活動 2021年度
インストラクショナルデザインの考え方と実践方法
- 主 催:
- 総合人間科学研究科看護学専攻・総合人間科学部看護学科
- 講 師:
- 鈴木 克昭 氏(熊本大学大学院社会文化科学教育部 教授)
- 日 時:
- 2022年2月28日
- 実施方法:
- ハイフレックス
- 参加者数:
- 23名
概要
第1人者である講師による、日々の教育に活用できるインストラクショナルデザインの考え方や実践の例等についての研修であった。研修前に参加者(教員)は、指定された文献(インストラクショナルデザインを他の看護系大学で教示した内容を整理したもの)を読み、その内容から講師に対する質問を提出した。
研修では、講師からのメッセージとして以下の5点があげられた。それぞれの項目について、短い講義、少人数によるグループワークと話し合った内容の共有、関連する事前に提出された質問の紹介・コメントが循環的に行われた。
- 大学教育は抜本的な見直しが必要である。講義と定期試験をやめると学生の自己教育力が向上する。
- 基礎からの積み上げではなく応用から基礎にさかのぼるカリキュラムに組み直す必要がある。
- IDの知見を医療分野に適用したGOLD法(池上,2016)が基礎と臨床を結ぶ手掛かりとなる。
- デザイン研究(DBR)によって、実践の向上と理論の精緻化の両方が同時に達成できる。
- 日本医療教授システム学会が隔月で開催している事例検討会では、様々な教育実践が磨かれている。